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晴天の中 [時には芸術]

 人に誘われて、伊藤公象展in現代美術館へ。今回もカメラ片手に。

 伊藤公象:土を素材にした陶造形で知られる作家

 ・・・・・・全く知らない人でした(爆)。御年77歳らしいんだけど、作風は至って現代風。つうか、若い!

 土を凍らせたり、乾燥させたりしてから焼く事によって土の収縮や亀裂を創作に採り込むなど、自然現象を活かした作風。

 P9200127.JPG 屋外の展示物。

 P9200124.JPG 至近距離

 まるで木片を集めたみたいな陶造形。凍らせてから焼くと、凍った時に粘土の芯に刻まれた水分の後が深く裂けるそうな。ちなみにタイトルは、「土の襞 踊る焼凍土」。納得。

 P9200130.JPG P9200151.JPG

 左:JEWELの襞

制作過程で排出された用済みの粘土。外で凍っては溶けを繰り返した物を焼いた作品。新たに釉薬をかけると金属みたいな輝きを放っていた。ただし、見逃しちゃいそうな展示の仕方だったけどね!

 右:長石による襞

顔料を混ぜた長石の粉を舟形に入れて焼いた物。砂糖菓子のような、ゼラチンのような。触ってみたかった(マテ)。

 P9200135.JPG 熟読中。

意外に親子連れが多かった。チビッコの後ろ姿は凄く好き。ちょっとした仕草が可愛くて仕方がない。

 屋外展示物のみ撮影可でした。でも、印象に残ったのは「木の肉・土の刃」シリーズ。 

伊藤公象.jpg

1991年 高松市美術館蔵 撮影:内田芳孝

スライスしたような白い土を本を立てるように置いた作品。己の重みで緩やかに曲がり、軟らかそうで硬そうな不思議な感じ。タイトル通り、肉のような軟らかさと刃のような強靭さを兼ね備えている。

 それらピースが円状に並べられているが、中央に行くほど純白度の高いピースがおかれている。そのグラデーションがヤバイ。展示の仕方、ライティングが上手いなと。実際の目で見るべきかと。

 シリーズ2つ目は、似たようなスライス状のパーツだったけど材質が異なる。茶褐色の土とプラチナを並べていた。不思議な事にプラチナの方が軟らかそうに見えた。金属が溶けるイメージと繋がったからだろうか。色と質感を目で感じる所は白のグラデーションとは一味違う。

 他の作品も展示方法がとてもユニーク。会場を上手く使った作品展だった。

 現代美術館にて10/4まで開催中でございます。興味のある方は是非。


 P9200157.JPG P9200159.JPG

 太陽まで伸びそうで、影までウネウネ。

P9200174.JPG 太陽+噴水=?

P9200180.JPG 一休みに、ガブリ。テリヤキ、美味~。

P9200177.JPG P9200176.JPG

 ニンマリな奴らがいっぱい。こっちもニンマリ。ジャック・オ・ランタンは最高に愛おしい。

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コメント 2

kuwachan

こんにちは。

すっかりご無沙汰してしまいました。
留守中にもかかわらず、ご訪問ありがとうございました。
今日戻ってきました^^

青空に向かって伸びる白いぐるぐるのオブジェが素敵ですね☆
by kuwachan (2009-09-27 17:48) 

氷白蓮

旅行、お疲れ様でした。
素敵な写真をありがとうございましたv。

美術館は周辺も面白いですね。
被写体がいっぱいでした。

by 氷白蓮 (2009-10-01 22:52) 

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