SSブログ

あけてます [時には芸術]

 あけてますね、とっくに。いまさらですが、今年も宜しくお願いいたします。今年もマイペース更新になりますが。

 年末は勘三郎さんの死というあまりにも衝撃的なニュースで私の2012年が締めくくられてしまったような感じです。

 仕事や大掃除や何だか慌ただしかったけど、合間を縫って27日の一般焼香へ。あまりの人出に面食らって、入口で数秒手を合わせるに留まりました。すっきりはしないけど、悲しみでいっぱいだったけど、一つの区切り。

 大丈夫、絶対に忘れない。大丈夫、これからも観続けますから。

 自分への誓いであり、区切りの挨拶。それのためというわけではないが、昨日初めてシネマ歌舞伎を観に行ってみた。

 映画館で歌舞伎を観られるというのは聞いてはいたけど、いざ行ってみると悪くなかった。役者さんがアップで観られるし、台詞もしっかり聞き取れる。あとは値段。2000円は映画では高いが、歌舞伎となると格安!

 生の観劇はその場のアドリブや掛け合いがあったり、臨場感が味わえる醍醐味もあるんだけどね。シネマ歌舞伎の方が人を誘いやすいなとも思った。今まで歌舞伎を観たことがない人なんか特に。

 思い切って相方さんを誘ってみたが、楽しめたようで何より。演目が演目だっただけにね。

 勘三郎さん追悼上映の一つ、「大江戸りびんぐでっど」。作・演出が宮藤官九郎さん、音楽が向井秀徳さん。

 台詞も現代に近かったし、音楽も工夫されていた。勘三郎さんの出番は少ないんだけど、現代問題をシュールに突きつけたテーマが面白かった。贔屓の七之助さん、芝のぶさんの出番も多くてホクホクでした。

 出番が少ないといっても、そこは18代目。スクリーン越しとはいえ、さすがの貫録。

 「おめぇに忘れられたら、俺は生きてはいけねぇっっ!!!」

 全身にぐさっと刺さった台詞でした。忘れないよ、忘れるもんですか。


 DVDboxのチラシがあったけど、本気で揺れた。こんなので観なくても、劇場で会える!と意気込んでいたからなぁ。

 今すぐじゃなくても、いつか手に入れたい。


nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

人生の楽しみを失った日信頼 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。