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不覚にも泣きそうだった [物思いに耽てみた]

 

最寄り駅へ向かう途中、『フルーツバスケット』を購入。

 

フルーツバスケット 21

フルーツバスケット 21 (21)

作者: 高屋 奈月

出版社/メーカー: 白泉社

発売日: 2006/09/19

メディア: コミック

 電車の中で熟読して、泣きそうになるのを堪えた。展開としては予想しているとこもあったのに、言葉の巧さにやられた。それまで慊人に対して、あまり良い感情を抱いていなかった。それをガラリと変えられた。

  取り返しのつかない 無意味な謝罪を ただ きいて受け入れる 存在を

  どうして僕は 傷つけることしか できなかったんだろう

 頭に残った。自分も周囲に甘えすぎていて、それを重荷にしてしまっているんじゃないか、という恐怖があるからだろうか。これまで登場してきたキャラクターは、どこかしらに共感する面があった。今日、初めて、慊人との共通点を見つけた気がする。

 結構緊迫したシーンもあった中、魚ちゃんと花ちゃんが登場すると笑いを堪えてしまうのはどうしてだろう。良い感じでした、特に花ちゃん。真知の優しさと表情(笑)にも癒された。ちょっとしか登場しないのに、綾女の存在力は相変わらず。

 あと2巻ぐらいで終わるのかな~?楝さんのバックボーン的なところも作者は書きたかったらしい。うわぁ、気になる。

 以上、『フルーツバスケット』21巻の感想でした。


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