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眉間のしわ [これでも社会人]

 前の仕事は帽子にマスク必須な環境だったため、相手に見えるのは、主に目。

 新入社員のころは目・声・背格好で人を覚えなければならず、マスクを取られると却って誰か分からないこともあった。

 「目しか見えない」ので、腹が立とうが、悔しかろうが、とりあえず目だけ笑って口は歪んでいるなんて日常茶飯事。まぁ、上司陣がほぼ感情隠さず、ぶつけ合う環境だったし、マスクで隠しているだけマシなわけで。

 ところ変わって、今はマスクなしのオフィス。如何せん、感情が顔に出る。無理な笑顔を作り続けて、不調に陥ったこともあり、感情を殺しすぎることも危ういと思いつつ。

 月末月初の繁忙時の単純な問い合わせとか、スケジュール組んだ後のぶっこみ依頼とか、大幅な納期変更とか…地雷を上げればキリがない。

 発狂は我慢できても、眉間のしわはどうにも我慢できん。人の行動を変えるには、まず自分からというのは頭では分かっている。が、どうにも納得できんもんはできん。

 そこまで物分かりと世渡り上手なら、表情ぐらい制御します。

 「頑張っているか、どうかは自分が決めるんじゃなくて、周りが決めること

 頑張っているか、どうかは必ず見てくれていている人がいる」


 頭抱える日々の中、前職上司の言葉を思い出す。現職より、前職の方が存在感があり、距離感が近かったからだろう。
 
 いつまでも親離れできない子供のような気持にもなるが、仕事観の「核」はまぎれもなく、前職で培われてしまっている。良し悪しは別として…。

 実際、幹部陣からの評価は良く分からないけど、MGR陣からはよくして頂いているのが救い。同期と、同僚に恵まれている。

 会社特有の「目標」「成長」は苦手なまま。もっと器用にちゃっちゃと業務振り分けることができるようになるのが理想。

 いつのまにか前職上司陣の眉間のしわを受け継いでいることに気付いた時は、苦笑いだった。影響ってすごいわ。
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